診療について

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治療成績について

2016年度の治療成績です。他院でのART反復不成功症例の来院の増加も目立つようになり、毎月行っているHART合同カンファレンスでの新しい知見も活かし、卵巣機能低下症例における卵巣刺激法の工夫により良質胚の獲得、また、新規の移植法により、40代の融解胚移植成績の向上に成功致しました。本年度の44歳の症例5人のうち4例で妊娠し、2例で生産致しました。タイムラプスモニタリングの導入、PIEZO ICSIの導入と進歩のめまぐるしい1年でした。今後も最新の知識および技術を導入し、少しでも不妊患者様に妊娠していただけるよう努力したいと思います。

■2016年度治療成績(2016年1月〜2016年12月)

[1]治療別(IVF・ICSI)胚盤胞到達率

一般に30%といわれる胚盤胞到達率。
当クリニックのデータはこれを大きく上回っています。大切な受精卵が心地よく育つように、培養室自体の加湿などをはじめ、常に理想的な培養環境を整えております。

[2]胚移植あたりの妊娠率(%)

39歳以下で全胚凍結を希望されなかった方に新鮮胚移植を行った結果、61周期中25例で胎嚢妊娠を認めました(移植あたり41.0%)。一方、40歳以上で、全胚凍結を希望されなかった方に積極的な新鮮胚移植を行った結果、53周期中8例で胎嚢妊娠を認めました(移植あたり15.1%)。全体として114周期中33例で妊娠を認めました(28.9%)。2014年の日本産科婦人科学会が発表しているデータbookでは20%前後であり、それを上回っております。新鮮胚移植の双胎妊娠を2割認めました。

当院におきましては、その後の胎盤胞培養後、凍結胚が可能であった場合には、上図の凍結融解胚移植成績で示した通り39歳以下で58.3%、40歳以上でも51.0%と高い妊娠率が得られております。

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[3]年齢層別凍結胚移植状況

凍結胚移植あたりの胎嚢妊娠率は一般に30〜35%前後といわれる中(日本産科婦人科学会発表/2014年)、当クリニックでは総合的に高い凍結胚移植の妊娠成果をあげています。
どの年齢の方でも、良好胎盤胞が得られれば、ガラス化保存を行います。融解胚移植後、当院では58.3%(39歳以下)および51.0%(40歳以上)と高い妊娠率が得られます。融解胚移植により双胎妊娠を4例、子宮外妊娠を1例認めました。
一方、出血・感染などの合併症は現在のところ1例も認めておりません。

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