着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)について

「反復体外受精・胚移植(ART)不成功症例および反復流産症例および染色体構造異常例を対象とする継続妊娠率向上を目的とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性を検討する多施設共同研究」が日本産科婦人科学会主導により開始されます。 当院では、条件に当てはまる方を対象に臨床研究を実施しております。

■対象者

研究対象者は、

① 反復ART不成功(体外受精・胚移植実施中で直近の胚移植で2回以上連続して臨床的妊娠が成立していない方)
② 反復流産(直近のご妊娠が流産以外(出産など)であっても、過去に2回流産を反復して経験している方)
③ 染色体構造異常(ご夫婦のいずれかにリプロダクションに影響する染色体構造異常を有する方)


となっておりますが除外項目に該当する場合は研究にご参加いただけません。
詳しくは医師の診察時にご相談ください。



「継続妊娠率向上を目的とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性を検討する多施設共同研究への参加のお願い」をダウンロードしてご一読の上、外来の予約をお取りください。

■費用

PGT-Aカウンセリング/ 11,000円

胚盤胞PGT-A検査(胚盤胞1個あたり)/ 110,000円

その他、再診料や胚凍結料、移植料などは別途ご請求させていただきます。
また、必要に応じて追加のカウンセリングや検査費用をご請求させていただく場合があります。

■Q&A

Q 希望すればだれてもPGT-Aを受けられますか?

今回の臨床研究は、日本産婦人科学会の提示する条件に当てはまる方のみになるため、希望されておご参加いただけない場合がございます。


Q 分割期胚は検査できますか?

今回の臨床研究は胚盤胞での検査となりますので、分割期胚では検査は行いません。


Q すでに凍結保存している胚盤胞は検査できますか?

研究対象の条件をみたしていければ、今回の臨床研究の対象となります。


Q PGT-Aを行えば必ず移植できますか?

PGT-A検査結果によっては、移植可能胚がなく、移植に至らない場合があります。


Q PGT-Aを行った場合、新鮮胚移植はできますか?

PGT-A検査を行った場合は、新鮮胚移植はできません。
一度凍結保存して検査結果を待ちます。検査結果は3週間程度かかる可能性があります。
検査結果後、移植可能胚が得られてら融解して移植します。


Q 移植可能胚がえられて場合、次の周期も採卵することは可能ですか?

可能です。


Q PGT-Aを行えば元気な赤ちゃんが生まれますか?

PGT-Aは胚の染色体異数性を調べる検査なので、染色体以外に起因する流産や赤ちゃんの病気などはわかりません。


Q PGT-Aで赤ちゃんの性別はわかりますか?

今回の臨床研究では学会の規定により、性別はお伝えできません。


Q PGT-Aを行った胚で妊娠した場合、羊水検査はうけなくてもいいですか?

PGT-Aは胚盤胞の栄養外胚葉(将来胎盤になる部分)の一部の細胞を採取して検査するため、羊水検査(羊水中の胎児細胞を培養する検査)をご検討ください。